☆ABC分析とは
ABC分析 とは、「重点分析」とも呼ばれ在庫管理などで原材料、製品(商品)等の管理に使われる手法である。製造業などで何千・何万とある原材料・製品を管理運用するうえで、管理工数的にも資産運用上もより効率的に管理するために原材料・仕掛り・製品をそれぞれの所要金額の大小でクラス分けし、それぞれに異なった管理手順を適用する。 その際考慮するのは単価ではなく、単価x数量の金額である。言い換えると高額の物でも殆ど動きがないものより、低価格でも大量に動く材料のほうが重要度が高いということである。 この金額を大きいほうから並べていくと最初の10~20%の点数で所要金額の80~90%を占める、逆に金額の低いほうは点数こそ多いがその総金額が全体に占める割合は僅かである。
A;重要管理品目、B:中程度管理品目、C:一般管理品目 に仕分けをする為の分類である。
クラスの分割は概ね、A 10%、B 20%、C 70%のような割合で分類される。 点数のすくないAクラスを分析管理することが対金額効果が高い。
(ウィキペディアより)
☆分析表の作成
まず上図のような、商品があるとします。在庫金額は、原価 X 在庫数で求められます。
[データ]-[範囲を並べ替え]を使用して、在庫金額の降順(大きい方順)に並べ替えます。
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(注)降順は、Z→Aのラジオボタンを選択してください。
並べ替えると、上記画像の背景色が青色の範囲のようになります。
次に、並び替えたデータを新しいワークシートにコピーします。
在庫金額の一番下の列に合計欄を作り、 "=SUM(B2:B11)" を入力します。
続いて在庫金額の横に、金額構成比・累計構成比・ランクの項目を新設します。
(1)金額構成比 商品個別の在庫金額 ÷ 在庫金額の合計 × 100
もし商品がc002なら、 "=B7/$B$12*100" となります。
注: $(ドルマーク)はドラッグする時に、ドルマークの付いた文字や数字を固定します。 < 絶対参照といいます >
商品c003の累計構成比を表す数式はC3+D2となり、商品a002ならC4+D3です。
(3)ランク 累計構成比の値<=70 → A : 70<値<=80 → B : 値<=81 → C
「 累計構成比の値が70以下ならランクはA、70を越え80以下ならランクはB、
81以上ならランクはCとします。」
注)以上・以下はその数値も含みます。
商品c003のランクを表す数式は =IF(D3<=70,"A",IF(D3<=80,"B","C")) です。
商品a002なら =IF(D4<=70,"A",IF(D4<=80,"B","C")) ということになります。
今回はABCの分岐点を70・80・90で行いましたが±10の範囲で数値はかえられます。
*このサンプルケースで解ったこと
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最後に、このページのサンプルをGoogleのテンプレートギャラリーに公開しました。
[テンプレートギャラリー]-[公開テンプレート]から検索「ABC分析表」で表示されます。
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(参考HP)